56人が本棚に入れています
本棚に追加
自称not悪魔、but神の子は、長い水色の髪を梳いた。
「ま、ここは比較的安全だから、襲われる事はあまりないけれど。
神の子って、…聞くまでもないわね。わからないって顔してるわ。
神の子ってのはいわば精霊の事よ。
大精霊オリジンを始めとして数多くの精霊がいるわ。
その中で、精霊を番(つがいとして、産まれた子供の事。
つまり、私は氷の精霊、アルセウスと人の間に出来た、ハーフなの」
「ふーん。
ま、どうでもいいけど。「どうでも良くない!」
どうして俺に契約の刻印が押されてるんだ?
奴隷の」
「決まってるじゃない。
これからあなたには、私を世界中に連れてってもらうつもりよ。
それなのに、逃げられたら元も子もないじゃない」
それはちゃんと人を見てから判断しよーねー。
先程言ったと思うが、俺は有り金はたいてあの船に乗ってたんだ。
つまり?
俺は?
MU☆I☆TI☆MON!!
金なんて持ってねーのさ。
いや、ついたらギルド契約して、金稼ぐつもりだったんだぜ?
なのにさ、船は間違えるし、変なのには会うし…。
ついてねぇなぁ。俺。
最初のコメントを投稿しよう!