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放課後-教室-
「また、奏都に助けてもらったねぇ~」
『流奈も喧嘩っ早いよ、気にしなくてもいいのに…』
「でもさ~なんか悔しくない?下の下とか言われてさ、じゃぁ化粧バリバリのあんたらはなに?みたいな」
『流奈は上の上だよ~私と真逆』
「梨亜はまたそうやって消極的になるんだから~」
『そうかな?でもさ何で奏都は私みたいなのにも話しかけてくれるのかな?優しすぎだよね…』
-はぁ、いくら考えても分からないな…
「梨亜ぁ?」
『………』
-なんであんなに優しい人に育ったんだろう?私は顔も性格もこんなに醜いのに…
「梨・亜!!」
『………………』
-あぁ~~考えてもわからない!!モヤモヤする~!!………なんでだ?なんでモヤモヤするんだ?なんでこんなに奏都のこと考えてるんだろ?
「ちょっと、梨亜?お~い!」
流奈に肩を叩かれ我にかえる…
『あっ、ごめん(焦)』
「いいよ、梨亜の癖だもんね、なんか悩み事あるの?」
-バっバレてる
『ううん、大丈夫だよ!!ありがとう』
「梨亜、久しぶりに笑ったね」
『え?いっつも笑ってるじゃん』
「違うよ~、いつもは私が笑わせるけど、今日は久しぶりの笑顔だなって事」
-そう言えば最近笑顔でいないことが多くなったな…さすが流奈…
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