2*自覚

2/8
前へ
/20ページ
次へ
放課後-教室- 「また、奏都に助けてもらったねぇ~」 『流奈も喧嘩っ早いよ、気にしなくてもいいのに…』 「でもさ~なんか悔しくない?下の下とか言われてさ、じゃぁ化粧バリバリのあんたらはなに?みたいな」 『流奈は上の上だよ~私と真逆』 「梨亜はまたそうやって消極的になるんだから~」 『そうかな?でもさ何で奏都は私みたいなのにも話しかけてくれるのかな?優しすぎだよね…』 -はぁ、いくら考えても分からないな… 「梨亜ぁ?」 『………』 -なんであんなに優しい人に育ったんだろう?私は顔も性格もこんなに醜いのに… 「梨・亜!!」 『………………』 -あぁ~~考えてもわからない!!モヤモヤする~!!………なんでだ?なんでモヤモヤするんだ?なんでこんなに奏都のこと考えてるんだろ? 「ちょっと、梨亜?お~い!」 流奈に肩を叩かれ我にかえる… 『あっ、ごめん(焦)』 「いいよ、梨亜の癖だもんね、なんか悩み事あるの?」 -バっバレてる 『ううん、大丈夫だよ!!ありがとう』 「梨亜、久しぶりに笑ったね」 『え?いっつも笑ってるじゃん』 「違うよ~、いつもは私が笑わせるけど、今日は久しぶりの笑顔だなって事」 -そう言えば最近笑顔でいないことが多くなったな…さすが流奈…
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加