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「……森しかないのね、ここは。」
あたし…成瀬 飛鳥は2人に向かってそう言った。
もちろんその2人とは、帽子屋とチェシャ猫である。
あたし達3人はあたしの学校の体育館からこの、彼らが言う『不思議の国』に来てから、ずっと森の中を歩いている。
「アリス~。ここは俺の領土なんだぜっ!」
そう言ったのは、あたしの隣にいるチェシャ猫だった
「……領土?」
あたしはチェシャ猫が言っている意味が分からないので聞き返した。
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