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そうすると、チェシャ猫は笑って返事をした。
「そう!ここはチェシャ猫の森なんだ。俺が望めばどこにでも、この森から行けるのさっ。」
そういったチェシャ猫は木の上に飛び乗った。
「帽子屋さーん。始めにどこに繋げればいいのさ?」
チェシャ猫は登った木の上から周りを見渡して帽子屋に聞いた。
繋ぐ?なんの事だろう?
あたしはチェシャ猫が言っていることが理解出来なかった。
「そうだな…。とりあえずお茶会を開こうか。いつもの場所に繋げてくれ。」
帽子屋も帽子屋で淡々とチェシャ猫に応えていた。
お茶会…。
アリスの世界では帽子屋はお茶会を開いているので定着しているだろう。
あたしは何も疑問に思わず2人の会話を聞いていた。
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