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ひょいっ………とノートは目の前に降ってきた。
わたしの視界を遮って動かないそれを反射的に取ろうとして、そうしてノートを手にした人物が誰だか気付いた。
「麻崎君………なっなんでっっ!!?」
ガタンといすをひっくり返し立ち上がると、今度は後ろで人の気配がして倒れたいすが直された。振り向くと。
「渡谷君まで、どうして…。」
2人に挟まれ、縮こまるしかないわたしは身をすくめて2人に視線をやった。
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