伯爵さん来ちゃいました

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「い、い、嫌に決まってんだろー!!何勝手に決めてんだよ!!俺にはあんたと違って人間としての生活が…」 「知ったことか。我が輩が下僕と決めたら、下僕なのだ。ほら、さっさと立て!」 そう言っていつのまにか俺の体全身に巻きついた鎖を引っ張り、強引に立たせる。 「痛っ!!」 ゴン、と前のめりに倒れて床と額がぶつかる。 …………… もう……嫌だ…! 何だよこれ、なんなんだよ!? 「う゛う゛ぅう…!ふぐっ、ふぇっ、」 じわじわと目尻に涙が溜まり、己の不幸さに涙する。 「泣いているのか?」 ぬいぐるみの時に名乗った男、リンクス・ベル伯爵が俺の顎を掴まれ、強制的に上を向く。 「貴様、名前は?」 先ほどとは違った優しい声で言われて、不覚にも再び見とれてしまう。 「ぐすっ…真宮…ゆうき…」 「そうか、ユーキ… その泣き顔、ゾクゾクするな。 気に入った、気に入ったぞ!! 徹底的にイジメぬいてやろう!!」 えぇーーーー!!!!? 嘘ぉーーーー!!!!?
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