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息が苦しくなるほど、長い長い口づけ。
ってか何で俺こんな得体の知れない男とキスなんかしてんの!?
……そういえば、この声あのぬいぐるみの声と同じような。
俺が有り得ない展開に思考を巡らせようと思っても、酸素不足でボンヤリしてしまう。
ようやく唇を解放してくれた時には金縛りは解けたものの、全身が火照るように熱かった。
おまけに力が出ない…。
「は、はぁ、…な、なにするんら!」
噛んだ!
息が荒くなった俺の頭を支え、前髪を軽く梳く。
そして含みのある笑顔になったかと思うと、大声で笑い始めた。
「フ ハ ハ ハ ハ ハ!!!!!契約完了だ!お前は今日から我が輩の下僕として尽くすのだ!!」
えぇーーーー!!!?
どういうことぉぉおお!!!?
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