Ⅱ 毒薬

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恐怖が痛みとともに背筋を這い上がり、悲鳴が咽喉を突き上げた。 「ひゃあああぁううぅうぅうううううっ」 自分の咽喉から漏れたのは、猫科の動物が発するのと同じ、神経を逆撫でする声だった。  
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