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三人は自分たちの教室、2-5についた。中には既に多くの生徒が春休みの思い出など各々に会話を楽しんでいた
「グッドモーニング!みんな!」
「お前は朝からテンション高いんだよ」
「ま、それが陽介なんだけどな」
天真爛漫な陽介は誰からもすかれていた
「ほら、子どもみたいにはしゃいでないでさっさと席につけ」
後ろから大輝に小突かれて陽介はよろけた
「陽介をとめられるのは大輝だけだな」
そんなやり取りをしている間に隼人は自分の席についた。クラスメイトは隼人を避けているようにみえる
「おはよう隼人君」
女子から挨拶されるもうなずくだけだった
「あいかわらずクールでかっこいいよね」
「あっちの騒いでる男子とは大違い」
赤い髪など珍しく、クールなところがかっこいいらしい。もちろん赤い髪など校則違反で、よく思わない生徒も先生も多い。
滅多に人と話さない隼人だが唯一、陽介と大輝だけは普通に接する、むしろ親友と呼べるくらいの仲だった
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