相変わらずな奴ら。

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歩きながら炎零とリバティは話していた。 「またお前が隊長か…」 「嫌そうだな」 「危ないだろう。…無理はするな」 「…」 リバティからの返答がなかったので自然と視線をリバティにやる。 リバティの顔は 真っ赤だった。 「…どうした?」 炎零は怪訝そうな顔をした。具合が悪いのかと足を止める。 「いや、なんでも」 「無いことはないだろう」 リバティが顔を片手でおおった。 そして絞り出すように声を出した。 「…まさか、心配してくれるなんて思わなかったから……その…」 炎零は先ほど自分が言ったことを思い出す。 そういえば言ったな、と相づちを打つ。 「……………で?」 炎零が放ったその一言でリバティは青筋を浮かべた。 「何が…で?だ!!私は嬉しかったんだ!!」 もはや痴話喧嘩をしようとしているのかのろけているのか分からない。 「ばっ…声がでかい!!」 炎零が慌てるのもむなしく声が響き渡る。 「だいたいだなぁ…お前はずっと………!?おい炎零!!」 黙らせるのが不可能だとわかった炎零はリバティを抱えて走り出した。 炎零とリバティの関係を知る者はガルとリラしかいない。 なおさら見つかるわけにいかなかった。 「下ろせ炎零!!」 「だから声がでかい!!」
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