相変わらずな奴ら。

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そのころ、ガルとリラは図書室にいた。 資料置き場で武器の資料を探す。 探しながらリラは楽しそうにガルに話しかけた。 「懐かしいね。一回三人で忍び込んで……」 そういえばそうだなとガルは笑った。 あの時を考えたら今此処に住んでいるのが不思議だ。 「よく俺ら受け入れてくれたよな……」 苦笑するガルにリラは笑う。 「リバティさんが弁解してくれたしね」 リバティの立場上、話をつけるのは容易だった。 「国王様も優しいしね!!」 「ほっほ。照れるのぉ」 いきなり二人以外の声が後ろから聞こえる。 振り返ったそこには立派な髭に貫禄のある赤のローブを纏った国王が何故か立っていた。 驚きのあまりに動きが固まったがすぐに自らの立場を思いだし片膝をつく。
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