ブランデー

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ガルの部屋はふかふかのベッドに木製の机がひとつ、椅子が二脚、そして同じく木製の棚がある。 それを確認したあと、すぐにランプの火をを消して寝てしまった。 ブランデーで渡す花は明日買うつもりだった。 ガルが寝静まった部屋では月明かりが日の光に変わるまでなんの変化もなかった。 そして次の日、 城中が騒がしく、ドアを通り越してガルの耳にも入ってきた。 「ん……」 そっと目を開けた瞬間、目に飛び込んで来たのは見慣れた赤髪。 「今日は何やら騒がしいな。何があった?」 今日はブランデーということを知らない炎零が目の前にたっていた。 ガルは一瞬固まった。 「なんでいんだよ!!どっから入った!?」 予想外だったので思わず声が上ずった。 「今日は何か予定があったか?」 「話聞け!!」
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