ブランデー

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黒く少し癖毛で外巻きな髪、二重だがキリッとしている黒い瞳。痩せ気味の顔に泣きぼくろ。 ……といった顔が三人立っていたので思わずガルは目をこすった。 リラも炎零も目をぱちくりさせている。 「リバティ隊長!!」 真ん中にいた一人が相変わらずの大きな声でリバティを見る。 「なんだミドル三兄弟……騒がしい」 リバティは呆れたように答えた。 「私たちはお願いがあって参りました!!」 参りました、とあとの二人も続ける。 ガルと炎零は同じ顔から目を離すことが出来なかった。 「何をだ?」 リバティが聞くとミドル三兄弟は一人ずつ分かれ、ガル、リラ、炎零の前に立った。 そして同じタイミングで指をさし、順に叫んだ。 「私の名は先陣部隊所属、ケール・ミドル!!……隊長、ガル・コーネット!!」 「私の名は射撃部隊所属、コール・ミドル!!……隊長、リラ・キースル!!」 「私の名は特殊部隊所属、クール・ミドル!!……隊長、炎零!!」 言い終わると次は三人一斉に言った。 「「「お前をリコールする!!」」」
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