相変わらずな奴ら。

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炎零とガルが歩いていると後ろからリバティとリラも走ってきた。 「どうしたんだ?」 ガルがリラに聞くとリラは笑顔で答える。 「久しぶりにガルと喋れるんだもん。忙しかったし……だから途中まで一緒に行こっ」 その発言にガルは顔を赤くして目をそらした。 リラの無意識は怖い。 「……俺も、話したかったけど」 ガルはなんとかニヤけるのを押さえて返答した。 これで二人が恋人でもなんでもないというのだから不思議である。 部屋に帰る予定だったがガルはリラの要望で図書室によることにした。 火薬の資料が見たいらしい。 「すみません隊長。炎零を部屋まで送ってくれませんか?」 隊長というのはリバティのことだ。 自分も隊長になったのだがこっちの方がしっくりするらしい。 「あぁ分かった」 リバティは綺麗な笑顔で返す。 「あっ部屋の中に入るまで目ぇ離しちゃダメですよ」 ガルがつけ足す。 「どういう意味だ」 炎零が言ったがガルはそういう意味だと答えただけだった。 そして廊下の突き当たりの別れ道、四人は左右に別れた。
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