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「何?俺と殺りあうわけ?」
なんていうと、隊士たちは引いていった。
「土方、俺は帰るから。」
そういうと、俺は道場から出て門に向かった。
俺は、この後を考えていた。このまま帰ったところで、俺と沙紀の居所がばれる。
それに、長州が俺を狙っているって情報があるらしい・・・。
「久しぶりだね、一(はじめ)。」
「ここにいるとは思わなかった。玲希。」
一は、木に寄りかかっていた。
「私も・・・。」
「今日はどうするんだ?」
一は、私のことを何でも知っている。って、自分から話したんだよね。
だから、長州の情報とかを私に流してくれる。
それに、一の前だけは素でいられるくらい安心している。
「ここで、あまり素を出すな。」
「わかってる。気配がないから、大丈夫だろ。」
一は、そんな俺をあきれたように笑っていた。
「ちょっ・・・やめろよ、一!!」
「黙ってされておけ。」
そういいながら、俺の頭を撫で回していた。
2人で笑っていた。久しぶりに笑った気がする。
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