第二章

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 「叩くことはないだろ?」  「お前が考えもないで来るからだろ?」  「確かに・・・。」  「・・・。」 一は何も言わずに睨んできましたが、俺は何もなかったかのように振舞う。  「で、総司。なんのようなんだ?」  「あっ、そうでした。副長がお呼びなんで、一緒に来てください。」 俺は素直に行くよ。こんなところで無闇に争うと沙紀が怖いからな・・・。  「一、離してくれないと行けないんだけど?」 沖田についていこうとしたら、一が俺の腕を掴んでいた。  「・・・・。」 一の目は語っていた。 このまま行ったところで、ここ(新撰組)に入れと言われるだけだと・・・・。 .
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