第一章

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 「ここが、京の都・・・。」 江戸からここまで、結構かかったな・・・。 私・・・俺は、神風 玲。訳有りで、男装していて、偽名を使っている。 本名は、神風 玲希。  「とりあえず、なんか食べるか・・・。」 俺は、近くの蕎麦屋に入った。中に入ると、結構込んでいた・・・。 チッ・・・めんどくさい・・・。  「すんまへん、相席でもよろしおすか?」 たぶん、ここの看板娘なのだろう子が頬を赤らめながら俺に話しかけてきた。  「大丈夫です。」 そういうと、男が5人いる処に行きました。  「相席よろしおすか?」  「えぇ、かまいませんよ。いいですよね?」 うわっ~こいつ、めちゃくちゃ女顔じゃん・・・。  「どうぞ!!」  「あ、あぁ。ありがとう。」 俺は、適当にざる蕎麦を頼んだ。  「グルル・・・。」 おっこいつを忘れてた。こいつは狼の風(ふう)。俺が生まれたときから一緒にいる。  「おまっとさんです。」 そういって、ざる蕎麦を置いていった。なぜか、天ぷらもついていた。  「食うか?」 風は、うなずきました。こいつは、賢くて俺たち人間の言葉が分かるらしい・・・。 .
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