第一章

3/10
前へ
/64ページ
次へ
 「ここ(京)の人じゃないですよね?」  「あぁ。俺は、江戸から来たんだ。」  「江戸からですか?」  「あぁ。」 そういって、俺は風に蕎麦をやりながら食うことにした。 さっさと食ってはやく見付けないと・・・。  「誰かを探しているのですか?」  「はっ・・・?」  「あたりをキョロキョロしてるしよ。」  「俺達でよければ、手伝うぜ?」  「そうだよ。一人より大勢のほうが探しやすいし。」  「・・・。」 なんなんだ・・・。 ただのお人よしか? ――ガブ  「なんだよ、風。」 風は、外のほうに顔を向けていました。 『そういうことか・・・。殺気が丸分かりだな・・・。』 注意  『 』は、心の中です。  「いや、大丈夫だ。俺は、用事があるから、失礼するよ。」 俺は、風に「行くぞ。」といい、御代を机の置いて外に出た。  「風、道案内頼むぞ。」 俺は、風の後ろをついていった。 俺に向けて殺気を向けているやつに・・・。 .
/64ページ

最初のコメントを投稿しよう!

42人が本棚に入れています
本棚に追加