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――こいつで間違いねえか?
――ああ、間違いない。早く始末してくれ
――そう焦んなや。言われなくてもちゃんとやってやっからよ
声が聞こえる。
真っ暗だった世界がぼんやりと明るくなっていく。
薄暗い、霞んだ風景。
数十人の男たちの影がわらわらと蠢いていた。
――おー。目覚めたみてえだなあ
――ま、すぐにまた眠ることになるんだけど
――しかも今度は永遠に、な
ギャハハハハハハハ、耳障りな笑い声が脳を揺らす。
嫌だ、嫌だ、助けて!
――おいおい、そんなに暴れんなよ
誰か、誰か助けて!
――助けなんて来ないんだよ
嫌だ、やめて、誰か!
――はい、大人しくしててねー
手が、伸びてくる。
いやああぁあああぁあああぁあああぁっ!!!!!
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