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ごめんなさーい、とユウは素直に謝って前を向く。
神奈はユウが最後に何と言ったのか気になったが、先程失態を犯してしまった手前、これ以上会話を続けて教師の評価を下げることはできない。
仕方なく、神奈も前を向いて授業に集中することにした。
「で、ここの公式に当てはめて…」
しかし、しばらくすると再び眠気が襲ってきた。
寝不足というわけでもないのに、自然と瞼が下がって意識が遠のいていく。
退屈な授業のせいだろうか。
異常な眠気の原因を考えながら、神奈はゆっくりと眠りに就いた。
そしてまた、夢を見る。
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