司法取引

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俺はホッとした、これで生きる事が出来る、それしか考えていなかった。 検事は書類を見て俺の名前と拇印を確認して、携帯を取出し何処かに✉をした。 そして俺に「これで君は生き延びる事が出来る、しかし君は書類上は死亡した事になっている」 ???俺は訳がわからずにいた  すると検事は書類を差し出こう言った。 「君は法律上死亡した事になり、日本人でもない」 俺は慌てて「えっ」 検事は続けて「これは司法取引だ、君にはこれから1年間ある場所で生活をしてもらう、それが終わったら新しい戸籍と仕事を与える、君はこの書類にサインしたのだ、これはそういう書類だ」 俺はホッとした。 これから始まる過酷な1年が待ってるとも知らずに。
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