☆☆タイムマシンに乗って☆☆

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――この星を離れる前に、一度だけ「水の惑星」と言われていた 地球を見てみたくなった。 そう思ってから、行動に移すまでに時間はかからなかった。  シェルター横のガレージスペースにしまってある、 タイムマシンを思い出す。すぐさま、そのタイムマシンのもとに走る。 燃料は僅かに使用しておらず、ほとんど満タンに近い状態だった。 タイムマシンの使用には事前に、役所に申請しなければいけない。 でも、僕はいてもたってもいられなくて、そのまま、乗り込む。 タイムマシンの操作は大体わかっていた。 「カイト、どこへいくの? 早く荷物まとめなきゃ船に乗れないわよ。」 シェルターの方からお母さんの声が聞こえる。 僕はそれを無視して、タイムマシンのエンジンをスタートさせた。 目の前のディスプレイが起動し、タイムマシンが起動する。 「ちょっと、カイト!! やめなさいっ!!」 お母さんの怒った声に僕は驚き、タイムマシンの年代設定の欄を 適当な数字が入力されて、確定されてしまった。 タイムマシンは、そのまま設定された年代に向けて 動き始める。
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