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サンタさんをあなたは信じますか?
子どもはもちろん信じているだろうが
多分大人は信じていない
そんな存在信じるより勉強しろ!なんて言う大人もいるだろう
俺須野原冬樹もその大人の一員だろう
基本的に俺は見えないものを信じない…そんなタイプだからだ
今日はクリスマスイブ
学研都市セントラルだからこそ
学生がたくさんいる
店のBGMであるクリスマスソングがうるさく聞こえる
結局今年も彼女できなかったなぁ…なんて考えながら1人暮らしで住んでるマンション702号室に着いた
このマンションは学生マンションでほとんど学生が住んでいる
実家が田舎のため上京して1人暮らしを始めた
そうこの学研都市セントラルは東京の一部でもある
ドアノブの近くにある認証端末通称リーダーに顔を近づけ、瞳孔をチェックされ
そしてドアが開く
オートロックのためとても安全である
靴を脱いで上がると部屋に大きな箱があった
箱にはちゃんとラッピングのリボンもされている
箱の上にメッセージカードがあった
メッセージカードにはプレゼント❤
となぜか最後にハートマークがついている
気持ち悪い…だれだよ?こんないたずらしたやつ
とか考えながらリボンを外し、箱の蓋をあけてみると!
「イエスちゃん登場!」
といって1人の少女が飛び出してきた
1人の少女…
「なんで俺の部屋に女の子がいるんだぁぁああ!」
俺は後ずさりした
「私はイエス。サンタは私のパパだよ。パパは私をあなたへのプレゼントとしてこちらの世界に送ってくれたんだ」
なんだよ!この金髪のロリコン少女!
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