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まゆっちって、昔から恥ずかしがりや?まぁ、おとなしいほうでさ、俺が話しかけまくってやっと話しかけてくれるようになったんだよなー。
でも、こんなに顔を近づけたりもっと笑ったときは爽やかって感じだったんだけどな……
まぁ、人って変わるもんだよな!!
無理やり納得してると、
「私、実は持ってるんだよねー!!」
まゆっちがニコニコしながら言う。
「間宮くん、やりたいならあげるよ?」
さらにニコニコして言うまゆっち。
なんか、怖い……
なんでだ?さっきまで凄くやりたかったのになぜか、怖い。
俺は、悩んで
「いや、いいよ!!ほら、貰うのって気が引けるっていうか、その…売った方がいいんじゃね?まゆっちもそっちの方がお金も手に入るし…?」
俺は遠慮することにした。なんか、やってしまったらまずい気がする。
「うーうん。いいの。私は間宮くんが話しかけてくれて仲良くして嬉しかったからそのお礼なの。だから受け取って?」
まゆっちがニコニコしながら言う。
まゆっちさは、カバンを持って中を探って箱を取り出した。
「はいっ!!」
まゆっちがニコニコしながら、俺に箱を渡す。
箱は、真っ黒だった。
俺は、受け取らないとまゆっちの気持ちを無下にしちゃうって思って、
「あ、うん。じゃあ貰っとくよ!!ありがとう!!」
受け取ってしまった…。
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