噂のゲーム

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「まゆっち?………ああ!!まゆっち!!久しぶり!!」 やっと思い出したか。 晶は焦って 「いやーごめん!!まゆっちの事忘れるはずがないのに!!悠と一緒にしゃべってたのにな。ってかこんな可愛い子忘れるはずがないのに~」 最後らへんはもう口説き始めてる気がする。 ニヤニヤしすぎだ… まゆっちはというと 「うーうん、いいんだよ?なんか私間宮くんにも忘れられてたみたいだからー?」 じぃっと見てくるまゆっち。 「おい、悠!!俺に忘れたのかって偉そうなこと言ってたのにお前もじゃんかよ!!」 いや、うん。偉そうに言ったつもりはなかったんだけどな…。 ってか、もうそろそろ遅いし帰りたいなー…。 「なぁ、もう遅いし帰らないか?」 俺は聞いてみた。 すかさず晶が 「ああ。そうだな!!じゃあ、あんましゃべれてないしさ、これじゃ物足りないからメアド交換しない?」 晶がわくわくしながら聞いてた。 …それが狙いでのったのか。 「うーん。私携帯持ってないんだよねー。今日もたまたま久しぶりに加代子ちゃんと遊んだときに教えてもらったしねー」 まゆっちが残念そうに言う。 「そっか。残念だな。加代子はまゆっちの家と近いもんな。今日のこと言った加代子に感謝だ!!なあ、悠?」 ……加代子? 誰だ? 最近、忘れっぽくてまずいな。話からすると元メンだよな? しかも今日来ていたし、しゃべってはないけど… 「……悠?」 晶が返事をしない俺を不思議に思って呼んだ。 「ぁ、ああ!!そうだな!!」 俺はあわてて返事をした。
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