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俺がリビングと思わしきドアを開けると、そこには綺麗な二十歳ぐらいの女の人と真菜がいた。
椅子に座って二人ともテレビを見てご飯を食べるのを待っている。
「ごめん!!ご飯食べよっか!!」
俺は空いている席に座る。
「あー!!お兄ちゃんやっと来たあー☆食べよー♪」
真菜が嬉しそうに箸をとる。
「よし、食べよっか!!真菜ちゃん、いただきますは?」
ニコニコしながら綺麗なお姉さんが言う。
うわぁ…………この人めっちゃ綺麗だ…
髪は胸までのびていて髪の先がくるんとしていてなにより…すっごい美人だ!!!
「あっ!!…いま言おうとしてたもん!!いただきますっ!!」
真菜があわてて言う。
「そう?ならいいんだけど…」
フフッと笑うお姉さん。
「お姉ちゃんの意地悪ぅ!!」
真菜がだだこねる。
お姉ちゃんがにこって笑う。
そして俺のほうを向いた。
そして首を傾げる。
か…可愛い………
「悠?ご飯食べないの?」
箸をとりながら言うお姉さん。
「あ…食べます。お姉さん…。」
俺はお姉さんのフェロモンボイスにやられた。
ぷぷっと笑いだすお姉さん。
「なに?お姉さんって?いつも綾乃!!って偉そうに呼んでるじゃない?」
……綾乃って言うのか。
「あ、うん。綾乃も食べよーぜ!!」
俺は箸を持ちご飯を食べる。
す、すっごい美味しい!!!!
どこかの高級レストラン並にうまい!!
もぐもぐとハイスピードで食べる俺。
そして俺は目玉焼きとかお味噌汁とかウインナーを美味しく平らげてご馳走さまをした。
「お兄ちゃん!!もうすぐなつ子ちゃんが来ちゃうよ~!!急がないとっ!!」
真菜が食器をかだづけながら言う。
「なつ子…?」
誰だかわからない。
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