日常

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空き巣とおぼしき人の足音は真っ直ぐこちらへと近づいてくる。 トンッ……トンッ…… (マズい。こっちに確実に近づいてきてる。どうする俺……) トンッ……………… 尚人の部屋の扉の前で足音が消える。 (どうする……どうする……) ガチャリ…… ゆっくりと扉が開き、空き巣の姿が表れる。 (……ええい!なんとでもなれ!!) 「……!」 尚人は開きかけの扉につこっんだ。 空き巣犯は不意をつかれ、尚人に体当たり仰向けに倒れた。 「どうだ思い知ったか!!……!?」 尚人は空き巣犯を押さえ込んだ。 「……っ!ナオ…なんのまねだこれは?」 尚人の目の前には尚人の幼なじみである瑛の姿がそこにあった。 (なんで今ここに瑛がいるんだ?確かに幼なじみだけど最近はケンカばかりで…いやそれよりも……) 「ナオ……もう一度聞くがなんのまねだこれは?」 瑛の冷静な声が尚人の耳に響いてくる。 「……友愛の体現?」 その直後、尚人の頬に瑛の平手打ちが直撃した。
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