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「ライは無理しなくていいよ……裏切り者には俺が制裁を下す。俺だって… 「黒炎……ボクの事覚えてる?」 ……白、雷?」
この声は白雷だけど……最後に会った時と全然違う
「良かったぁ…ボク、黒炎に忘れられてたらどうしようか悩んでたんだよ!三年前はゴメンね黒炎、それとお帰り」
姿形が違うけど、白雷だ……あのあと大丈夫だったんだ。良かった
「忘れるわけないだろ。俺は……お前に恨まれてるんじゃないかって思ってた」
これは、俺の本音………だって、俺は白雷を守れなかったわけだから
白雷を見てみると、ポカーンと阿呆面をさらしていた。黒雷はその様子の何処が可笑しかったか分からないが笑いを堪えていた
「エンも白雷も考え過ぎ!そんなんだから、すれ違うんだよ?もっと簡単に考えないと。皆の所行こっ」
黒雷と白雷が何かを話しながら皆の輪に入っていく
「ライは…………た?」
その後ろで黒炎が呟いた言葉など誰にも聞こえていなかった
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