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暗闇の中一人の少年がいた。少年は、赤髪に赤眼だ
「うん……決着をつけないとね」
何処に向けて言っているのか分からないが、一人呟く
誰にも見えない…本人でさえも見えない鎖で少年は繋がれていた。でも、少年はどことなく気付いていた。そして、鎖を外し自由になろうと足掻こうと決めた
「ライはついて来てくれるかな?……monochromeは、まだ駄目だな。この事はライしか知らないし、二人で決着付けに行かないと駄目だよな……」
カツン カツン
誰かがこの場にやって来た。少年が見つめる先には同い年であろう少年がいた。その少年は、金髪黄色の眼と目立つ色だった
「エン、こんな所に居たんだ」
「…ライ、俺は決着付けに行く。ライはついて来ても来なくてもいいよ」
赤の少年が強制はしないと言いつつも、遠回しに一緒に来い、と言っていた
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