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「えっ?どうしてですか?」
「いや、ただ美鈴がまだうわの空でいるなら仕事が疎かになってるんじゃないかと思っただけよ」
「うーん…でしたらその目で確かめに行ってはどうですか?」
「いや、だからそれが無理だから貴女に頼んでいるんじゃないの」
「何故無理なんですか?」
「そっ…それは…」
くっ!!言い返せない…
今美鈴に会うと告白の返事を聞かれるかもしれないから行けないなんて言えないし…
「それに私、これから本の整理があるので見に行く時間なんてありませんし…」
「そう…わかった。なら他のメイドに頼むわ。」
「いいんですか?咲夜さん行かなくて?」
「…どうして?」
「だってほら咲夜さん、美鈴さんの事好きでしょ?」
「なっ!!何よそれ!!」
私が美鈴の事を好き!?
何で?
「あれ?違いました?私はてっきり好きなのかと…」
「あっ…いや…違わないけど…好きとかじゃなくて…その」
あれ…私何言って…
「咲夜さん!ここは一つご自分の目で確かめに行った方が良いと思いますよ?」
「えっ…うーん…」
本当は行かなくてはいけない…だけど…私は…
「素直になればいいじゃないですか」
「えっ?」
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