18人が本棚に入れています
本棚に追加
「あ、お先にどうぞ…」
先に言ったのは美鈴だった。
「いや、美鈴からでいいわ。」
「あっ…じゃあ…お言葉に甘えて…」
何て言われるんだろう…やっぱり返事を聞かれるのかな…
私はそんな事を考えながら美鈴の言葉を待つ。
「あの…咲夜さん…
私と少しお話しませんか?
ほら、最近咲夜さんとあまり話をする機会が無かったですし」
「えっ…ああ…」
あれ…?
私の考えていた事と違った。
とゆうか今現在会話しているのに…
でも…まぁいいかそんな事は…
「ええ、いいわよ」
「良かった…では、次は咲夜さんの番です!」
「えっ…わ、私のはもういいわ…」
「えっ何でですか?」
美鈴が不思議そうに言う。
「いいから!!それよりお話するんでしょ?」
「むー…わかりました。」
美鈴は頬を膨らまして納得いかない顔をしていた。
可愛ぃ…じゃなくて…!!
「そう膨れないの!」
「でも…」
やはり美鈴は納得いかないようだ。
だけど私は…
「ハイハイ、ほらっさっさと始めないと帰るわよ?」
「わかりました!」
まだ、言えない…
今は言えない…
最初のコメントを投稿しよう!