勘違い(本編)

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「…お茶はもういいわ 咲夜…貴女今日はもう休みなさい。」 「っ!!…そっそんな…!私は!」 「いいから!!これは命令よ。 明日までにその雑念をどうにかしてきなさい。いいわね?」 「……ハイ…仰せのままに…」 ーーーー… 「ハァ…」 何やってるんだろう…私… これじゃあ振り出しに戻ったのと一緒じゃない… 「ハァ…」 「…咲夜さん!!」 聞き慣れた声がした。 「美…鈴…」 なっ何で美鈴がここに? 「咲夜さん!!あの…」 「なっ何かしら…」 もっもしかして… 「すみませんでした!!」 「へ?」 でした? それに美鈴が頭を下げて私に謝った…どうして…? 「…私取り乱してしまって…」 「ちょっと待ちなさい美鈴!どういう事か分かるように説明して!」 何故美鈴が私に謝って?しかも取り乱したって… 私は意味がわからなかった。 「ですから今日…その…咲夜さんが私を好きって…ゆう」 「………。」 私は何、夢見てたんだろう… 好きだと言われ、焦って何も考えずに告白して… 美鈴を困らした…。 謝るのは私の方だ…。
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