4351人が本棚に入れています
本棚に追加
家につき、彩葉がコーヒーを煎れている。
「さあさあ！それでは皆さん、ビデオ鑑賞会始めますか？」
キッチンからリビングのテーブルにコーヒーと綾のココアを運び、ビデオの再生ボタンを押した。
「わぁ！僕だあ。」
綾が緊張して歩いている…。
自分の姿をビデオで見た綾は、雫の背中に隠れ少し照れている…
あ～だこうだ言いながら、一通りビデオを見終えると綾がいつの間にか眠ってしまっていた。
「緊張して疲れたのね…。綾、今日はよく頑張りました！」
千雪に抱かれている綾の頭を雫がそっと撫でると、綾が目を覚ました。
「あららっ…起こしちゃったわね。ごめんね…綾…。」
「いえいえ…。今日は本当にどうもありがとうございました。それではお休みなさい。」
綾もペコンと頭を下げ、笑顔で部屋に帰って行った。
その夜千雪達は、ペットを飼うという事はどういう事なのか、ペットは家族の一員家族と一緒だという事、そして命の大切さを綾とよく話し二人で家族会議をしてから眠った。
その頃、彩葉と雫は風呂に入り、布団に入ったところだった。
「綾、可愛かったわね！良く似合ってたわ…制服。」
「そうね…似合ってた。歩き方がぎこちなくて微笑ましかったわ。」
「綾が来てからもう二年目になるのね……。」
最初のコメントを投稿しよう！