Prologue ‐1st contact‐

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「何だ? あの二人…」 田中の開口一番がこれだ。 「分からない…でも確かなことがある、あいつらヤバいぜ。」 瀧沢は少し嬉しそうに言った。 「これは僕達の出番があるかも知れませんね。」 加賀も少し楽しそうだった。 プレイは再開されて 続く5番は外野フライに倒れた。 ベンチに戻った3-Aバッテリーは 「瀧沢、田中、加賀…お前ら出なきゃなんねぇかも。」 と言った。 「だから言ったでしょ、あっちには恭が居るんだからって…」 センターから帰ってきた茜がそう言った。 「そうみたいだな…宮野、あいつら一体…?」 瀧沢が尋ねた。 茜は… 「さぁね。」 答えを言わなかった。 「まぁ、いいか 攻撃で取り返せばいいんだからさ。」 「それは無理…かもね。」 茜が意味深な言葉を残しベンチの一番端に座った。
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