Prologue ‐1st contact‐

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1回裏 3-Bの守備は ピッチャーが恭平 キャッチャーが鉄 その他のポジションに 素人とクラスの野球部員(控えだが) がついた。 「あの二人がバッテリーか…」 田中はそう言った。 「楽しそうだから、俺行ってくる。」 瀧沢がヘルメットをかぶり バットを持って打席に向かう前の素人クラスメイトのところに向かい、 「ちょっと変わって?」 「ちょい待てよ、まだ俺何もしてな…」 クラスメイトAはスルーされた。 「相変わらず強引だなぁアイツは…」 田中がベンチに引き上げてきたクラスメイトAを見ながら言う。 「俺だって打ちたかったのに…ボソボソ…」 ここまでしたら、クラスメイトAが可愛そうだと、瀧沢を除くチーム全員が思ったのは言うまでもない。 「さぁて、お手並み拝見。」 ニコニコ笑顔の瀧沢であったが…
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