Prologue ‐1st contact‐

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とある中学校… そのクラス対抗球技大会。 その内の一部、 「軟式野球」会場グラウンドの片隅… 「楽しむ事・親睦を深める事・思い出を残す事、が目的!…とか何とか言ってた気がするんだけどなぁ。」 ある少年が隣の少年にぼやく。 「まぁ、これくらい最後の楽しみで良いんじゃないか?引退試合として。」 「でもあのメンバーはさ、流石にマズイだろよ。」 少年曰くマズイらしい… 「まぁ、優勝チームは賞金が出るらしいからさ、軽くそれも狙ってるんじゃないのか?」 「らしいってどゆ事?」 「どうせあのハゲの陰謀だろ、最後に学校をアピールするためだけの…」 テント席を指差す。 「ハハッ、確かに偉そうなオッサンだらけな訳だ …じゃあ下馬評をひっくり返してあのオッサン達とハゲに一泡吹かすか!」 「あぁ、そうだな。」 楽しそうに談笑する少年二人組。
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