第1章-入学-

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「次は守備を見ていきたい。 それぞれ、好きなポジションに入ってノックを受けてくれ!」 波野がノックを打つ。 守備は一貫して全員上々だった。 (竹林、立花はフィールディングも軽快だな…) しかし守備はそれ以上に動きのいい選手がいた。 (藤堂の動きがいい。軽さと堅実さ、体幹を鍛えれているのだろうな、バランスが悪くてもいい動きができている。) この藤堂も同じく一般で入学入部した、新入生である。 「よし、ここまでにしよう。そろそろランニングに行った上級生が帰ってくるから、軽く片付けておいてくれ!」 『はい!』 「後、希望のポジション、経験のあるポジションを教えてほしい、今後の参考にしたいと思う」 「ライトです。 …です。 …です。 セカンドです。」 「よし、最後に立花と竹林は?」 「僕はピッチャーです!」 「自分はキャッチャーです」 「そうか、分かった。では上級生が帰ってくるまで休憩しておいてくれ。」 『はい!』
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