第2章-対面-

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「ハッ…ハッ…ハッ あぁ~疲れたっ!」 休憩をはじめて20分後、 グラウンドの端の方から声が聞こえた。 「しんどい…ハッ…水…」 恭平達は声のする方を見た。 「あれが先輩達?」 恭平が瀧沢と田中に聞く。 「ああ、一番最初に帰ってきたのがエースの小林先輩で、 二番目に来たのが、キャプテンで4番の宇高先輩だ」 田中が答える。 「へぇ~、あの人たちが、4番とエースか… あの人達がまずは俺達の越えなきゃならない壁だな。」 恭平が鉄にむけて言う。 「そうだな。まぁ、あの人達がどれ位出来る人達かはそのうち分かるさ…」 鉄が意味深な発言をする。 「おっ!!新入生じゃない?あの子達」 「1、2、3、4、5、6、7、8… 瀧沢と田中は知ってるから、 実質新入部員は6人か…」 グラウンドの端の方で先程まで 疲れきった声を出していた先輩二人が、こっちを見ながら話し出した。
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