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場所は変わって
グラウンド、先ほどの少年達の反対側…
「このメンバーなら俺、手抜いても大丈夫だよね?」
小柄な少年…平たく言えばチビ…が答える。
「競技大会程度だからな、良いんじゃないか?」
大柄な少年が答える。
こちらでも会話をする少年二人組
「そんなこと言ってたらあっちのチームに負ちゃうよ?」
笑ってそんなことを言いながら少年達に近付く少女が一人…
「どうやったら全国ベスト4のチームのメンバーが5人居る、俺らに勝てるんだよ?有り得ないよ。」
笑い飛ばす小柄…いや、チビ。
「それはどうかな? 何たってあっちのチームには……が居るからね!」
これまた少女が笑って切り返す。
「アイツがどうしたってよ?ただ運動神経が良いだけだろ?」
「まぁ宮野が言ってることも頭に一応入れておけ、悠稀。」
大柄な少年がチビ-悠稀と呼んだ少年-瀧沢悠稀に言う。
「ハイハイ了解。」
渋々頷いた瀧沢少年
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