Prologue ‐1st contact‐

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対する一塁側ベンチには守備についてない野球部のレギュラーが、3人いた。 「とりあえず、まだ俺らの出る幕じゃないでしょ。」 野球部エース瀧沢悠希と、 「瀧沢君、君の出番なんてこの試合では無いでしょうね。」 野球部正捕手加賀相太、 「ベンチから試合開始を見るのは2年振りだな。」 野球部4番の田中智也だ。 この3人は東中学のクリーンナップでありその内の二人-田中と瀧沢-はチームの大黒柱だ。 田中、瀧沢には劣るが 加賀もこの二人がいなければ、ほとんどのチームで4番を打てる強打者である。 ただ、守備面でリードの偏りが癖で配給を読ませやすい。 3-Aの守備はピッチャーが野球部ライトの守屋、野球部サードの友山がキャッチャー。 残りはほぼ素人である。 打順は1~3、5~7番までが素人 8、9番が友山、守屋となっている。 4番は…センターを守っている、 少し背の高い女子である。
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