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はじめに・この作品について
当方の小説『見えない翼』について語る時、まず言っておかなければならないことがあります。
それは、作者による完全なオリジナルではないこと。
ただ、筆者に言わせれば全ての作品は何かしらの影響を受けて模倣している訳で、そもそも完全なオリジナル作品など存在しません(その証拠に、こうして使っている言葉さえも他者の模倣で学習したものです)。
殊にこの小説に関しては「ある作品」がそのオリジナルとして存在します。問題なのはここから。
『見えない翼』の世界観は、そのオリジナル作品の二次創作から派生したとある企画書(第三次)の内容を借用して形作られています。
さらにそこから独立した一つの作品として成り立つよう再構成、その際に不都合なあるいは足りない設定を勝手に改変・追加して今の形になっています。
もはや何次だとかの次元を越えているんですが、とにかく、企画書を書いて下さった、今はどこにいるとも知れないH氏他に敬意を捧げつつ、この作品を書いています(本編P3参照)。
またその企画書から始まった活動は完成の日の目を見ることなく頓挫したため、私が(勝手に)引き継いでいる形にもなることを付け加えておきたいと思います。
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