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こずえ
「うん。じゃぁね、これと…」
孝行
「なおみ、こっちへ来て一緒に食べようぜ」
なおみ
「うん」
それから2時間が過ぎた。みんなは、和気藹々と楽しんだ。
こずえ
「なおみ、そろそろ私たち…」
なおみ
「えっ!?もう帰るの?」
こずえ
「うん」
なおみ
「…そうだよね。2人きりになりたいわよね。招待して迷惑だった?」
俊彦
「そんなことないよ。楽しかったし、一係の人たちとも知り合えたし。警察の人と知り合いだと、何かあったとき、いろいろ助かるだろうし…」
こずえ
「それじゃぁみなさん、お先に…」
俊彦
「ごちそうさまでした」
西田
「今日は来てくれてありがとう」
岩崎
「また遊びにおいで」
こずえ
「ありがとう」
俊彦
「失礼します」
俊彦とこずえは、一係を去った。こずえたちが帰ってしばらくすると、智子が来た。
智子
「こんばんは」
西田
「あっ、智子ちゃん。いらっしゃい。さっきまでこずえちゃんたちが来てたんだよ」
智子
「知ってる。さっき会った」
西田
「なおみちゃん、智子ちゃん来てくれたよ」
なおみ
「あっ、いらっしゃい。来てくれてありがとう」
智子
「遅くなってごめんね」
なおみ
「いいのよ。こっちへおいでよ。孝行たちもいるんだよ」
智子が来て1時間後、そろそろ宴も終わろうとしていた。
西田
「宴もたけなわではございますが、そろそろお開きにしたいと思います」
その時、電話が鳴った。みんなは、事件の電話ではないかと思い、一瞬緊張した。その電話には野村が出た。
野村
「…はい、一係」
純二
「ご無沙汰してます。竹本です」
野村
「おお、元気でやっているか?」
純二
「はい、お陰様で…」
野村
「今日はまたどうした」
純二
「はい、あのー…、そっちになおみが行ってないですか?」
野村
「ああ、来てるよ。ちょっと待ってくれ」
野村はなおみに、純二からとは告げず、受話器を渡した。
なおみ
「もしもし?」
純二
「メリークリスマス」
なおみ
「えっ!?純二さんなの?」
純二
「驚いた?」
なおみ
「うん。まさかかかってくるとは思わなかったから…」
純二
「嬉しい?」
なおみ
「そりぁ嬉しいけど…」
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