魔王様はニート

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ハベリス「何を考えているのですかぁぁぁぁぁ!?」 ハベリスはそんな魔王から本を奪った。 魔王「コラッ!何をする!?」 椅子に座る魔王は立ちたくても立ち上がれない。 理由は……言わなくてもわかるだろう…。 ハベリス「魔王たるお方がこんなモノを読んでいたと、城の者に知られたら一大事ですぞ!」 魔王「俺様がエロ本を読んじゃいけないって、一体誰が決めた!親父か!?いつ!?オリンピックが何回目の時だ!?」 ハベリス「何で人間界のオリンピックが出てくるのですか!?」 魔王「それに、俺様は魔王になんてなりたくないって何回言えばわかる? 俺はニートとして、真面目に生きたいんだ」 ハベリス「いえ、ニートと言ってる時点で真面目じゃありません」 そう、このニートのような魔王?こそが第44代目の魔王『マセルド・L・オーガニスト』様なのだ。 マセルド「とにかく、俺はニートだ。剣術の稽古なんてやらない」 ハベリス「ですが、いつの日か勇者が攻めてきます。その為にも、稽古はやらなければ―――」 マセルド「それに、今は立てない状態だ」 椅子に座るマセルドは立ちたくても立ち上がれなかった。 理由はわかるだろう…。
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