魔王様はニート

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そんな2人の前に、部屋に入ってくる一人の女性の姿があった。 メリー「マセルド!また朝食を食べないで!!」 ハベリス「『メイド長のメリー』……」 彼女はマセルドとは幼なじみの為、敬語を使わないのだ。 マセルド「魔王に向かって何だ、その口は!」 ハベリス(自分で『魔王』と認めてる……) 朝食を食べないマセルドに、メリーは近づいてきた。 メリー「とにかく、食べにきなさい!部屋に引きこもってばかりで―――」 ハベリス「メッ、メリー!今陛下を立たせるのは……」 メリーはマセルドを立たせた。 すると…… バシャッ! マセルド「アッチィィィ~~~……………!!」 服に隠していたカップめんがひっくり返してしまった。 メリー「やっぱり…」 マセルド「『やっぱり』じゃないだろ!?水!いや、布巾を……!!」 そう、立てない理由はこれだったのだ。
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