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1章
俺こと御堂翔は、暗い夜道を歩いていた。今日は、生徒会の仕事が長引いた。一人暮らしなので、別に遅くても問題は無いんだが、7時ぐらいまでかかってしまった。
暗い夜道、街灯が明るく、それ故に夜の暗さを引き出してる。そんな中、明らかに場違いなものがあった。
女の子が倒れていた。
「・・・・・・」
俺は至って冷静だった。冷静だったからその女の子が俺と同い年か、一つしたぐらいの年齢であること、しかもけっこうかわいい顔してること、このあたりではあまり見ない、どこぞの民族の人が着るような服を着ていることを確認した上でその女の子を無視することにした
「・・・(ボソッ)逃がすか」
ガシィッ!!
ところで、女の子に足を掴まれた。おいおい、それ行き倒れのひとがする行動とは程遠いですよ?なんか俺の足ミシミシいってるんでやめてもらえませんかね?
仕方ないので、その女の子を背負って近くの警察に連れていくこと「・・・警察とかに連れていくのなら、さっき足を掴んだ力で貴方の首を絞める。」にしようとしたが最近の警察は信用できないと何かの本で読んだ気がしないでもないので俺の家に連れて帰ることにした。別に耳元で聞こえた呪いの言葉で自分の命が惜しくなった訳ではない。決して違う。
と、そこへ空から棒読みをする声が聞こえた。
「きゃ、きゃー、落ちるー」
上を見上げると、変なものが落ちてきた。
金髪の女の子だった。
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