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「あやねー、恋愛とか他人まきこむことなんだから自分勝手しちゃだめなんだよ?」
正論。
あたしと雪菜は、ふたりとも
親にすてられた子。
性的暴行や虐待うけて
殺されかけたことだってある。
よく、愛された記憶のない子供は、他人の愛し方がわからないとかゆうけど、雪菜は2年にもなる彼氏がいて、あたしみたいに無謀に愛を探したりなんかしない。
きっと愛された記憶がないなんて
あたしがしてることの理由にはならないんだ。
雪菜にであって、過去を理由にすることを
ひどく恥ずかしく思った。
「あやね聞いてるー?」
「聞いてるよ」
「ちょっと間あけてみたら?」
「どんくらい?」
「2ヶ月?」
「んーでもそれは……」
「だよねー
あやね告られたひと全員
OKするんだもん」
そう、あたしは振れない。
「努力するよ。」
「うん。困ったら雪菜にゆってね!
ぜったい好きじゃないひとと付き合っちゃダメだよっ」
「うん。」
結局このあと私は、
まる1年、彼氏ができなくなる。
そう、先生に恋しちゃうから。
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