新たな日常

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たぶん楓はやれば出来るのだが、楓の性格があれだからな…。 俺はこの前に返ってきた模試で第一志望の判定がB判定だったので安心はしている。 俺がどうにかして楓にやる気を出させないと。 「ほら。 一緒の大学に行きたいんだろ?」 「うん…」 「じゃあ勉強しよう?」 楓は机の上に転がっていたシャーペンを拾い上げ、やりかけの物理の問題集を再開。 「解らな…い所は…教えてね?」 「ああ。任せろ」 楓に微笑みを返し、俺も物理のやりかけだった演習問題をまた始めた。
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