好きです、が言えなくて。

中１の夏

今日も蝉たちの声を聞きながら、汗だくで学校へ向かっていると…。

桜「そういえば…。
今日転校生来るね～。」

私『えっ、なにそれっ!?
初耳なんですけど!!』

梨奈
「私も聞いてないっ!!!」

桜「えー、この前先生が言いよったじゃん～…。」

きっとぼけーっとしてたんだな、私。
ゴメンね先生!!

それはそうと…。

私『男っ？女っ？
クラスどっちかなぁ？？』

桜「クラスは分かんないけど…。男らしいよ。」

私『えっ…!!
カッコ良かったらどうしようっ!!!』

梨奈
「どうもしねぇよ!!
ってか、どうもこうもねぇよ!!(笑)

なぜなら相手にも選ぶ権利があるから。」

私『ひどい(笑)』

なんて、馬鹿な会話をしたのが…

すべての始まりでした。