BS 蜃竜と火竜の出会いの物語

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私がまだ特殊警察、通称特警に配属されて間もない頃の話です。 「キュウゥゥ…」 トレーニング開始二時間で私はバテました。 「萩山、だらしないぞ!」 相良隊長が私の元にやってきながら怒鳴り付けた。 「す、すみません。」 シャーー ハフゥ、気持ちいぃ。 「椿、力入り過ぎだよぉ。」 声のした方向には私に向けジョウロを傾ける加佐文大隊長が居た。 「隊長…何してるんですか?」 「ん?水上げてるの。蜃龍人は未成年だと体の水分保てないらしくてな。こうやって水上げてないと脱水症状起こすんだよ。」 「詳しいですね。」
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