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神は最初に自らの意志を具現化するために力を創造された
次に神はその力を使い世界を創造された
その次に神は力を使い世界に住まう生あるものを創造された
さらに神はやがて生あるものの中に神に近しい命が現れる事を予見しその命のために自ら生み出した力を三つに分けられた
最後に神は自らの中に残された全てを使い生あるものを導く五つの導(しるべ)を遺された
その後命は紡がれ続けやがてひとが生まれた
ひとはその生を紡ぎ続ける中で成長していく
ある時ひとは神が遺された力と導の存在に気付いた
ひとはそれらを手に入れようとした
しかし力と導はひとを受け入れる事は無かった
だがひとは神の力を模倣し武器を造る術を身に付けた
ひとは武器を造りひとは武器を使う
そうしてまたひとはさらなる成長を続けていった
絶えず成長を続けていくひとの中には神の力に頼らなくとも神の力を顕現(けんげん)させる事が出来る者も現れ出した
そしてついにひとの中に神が遺された力と導に認められる者が現れるようになった
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